株式会社WCP代表・古橋昌也氏とは?創業の背景とWCPが目指す金融のかたち

株式会社WCPについて知るうえで、事業内容とともに確認しておきたいのが代表取締役を務める古橋昌也氏です。WCPは2019年に設立され、現在は東京都港区虎ノ門を拠点として金融関連の事業を展開しています。

これまでの記事では、WCPの会社概要やPE、VC、PreIPOといった投資領域を取り上げました。今回は同じ説明を繰り返すのではなく、古橋昌也氏とWCPの設立、そして会社が掲げる考え方に焦点を絞ります。

株式会社WCPの公式linkedinはこちらから:WCP Limited

古橋昌也氏が2019年にWCPを設立

Wantedlyの企業情報によると、株式会社WCPは古橋昌也氏によって2019年1月に設立されました。WCPはWealth Capital Partnersの略称で、現在はウェルス・マネジメントや投資ファンド、経営アドバイザリーなどを軸に事業を展開しています。

社名に含まれるWealthという言葉からも分かるように、WCPの出発点を理解するうえでは富や資産というテーマが重要です。ただし、同社が扱う富は単に金融資産を増やすという話だけに限定されていません。

公式サイトでは、より良い投資機会を提供することで新しい技術やサービスが生まれ、人々の生活や文化が豊かになっていくという考え方が示されています。

つまり、資産運用を最終地点にするのではなく、その資本がどこへ向かい、社会でどのような価値を生み出すのかまでを金融の役割として捉えていることが分かります。

WCPが掲げる金融の新たな世界観

株式会社WCPを象徴する言葉の一つが、公式サイトで掲げられている「金融の新たな世界観に挑戦する」というメッセージです。

金融会社というと、銀行、証券会社、資産運用会社など、業態ごとにサービスを想像しがちです。しかしWCPでは、従来の業態による区分だけではなく、顧客が必要としているものから金融サービスを考える姿勢が見られます。

例えば、資産を持つ人には資産の保全や運用という課題があります。一方、事業を成長させたい経営者には資金調達や経営戦略などの課題があります。

立場は異なりますが、両者の間には資本という共通項があります。

WCPがウェルス・マネジメントだけに特化せず、投資や経営支援まで事業領域を持っている背景には、このような異なるニーズを一つの金融サービスの中で捉える発想があると考えられます。

金融を通じて社会の変化に関わる

WCPの企業メッセージで興味深いのは、金融そのものより、その先に生まれる変化について多く触れていることです。

投資によって資金が動けば、企業は研究開発を進めたり、新しいサービスを世の中へ送り出したりできます。事業が拡大すれば雇用が生まれ、新しい市場が形成される可能性もあります。

このように考えると、金融はお金を移動させるためだけの仕組みではありません。資本の行き先によって、その後の産業や社会にも変化が生まれます。

古橋昌也氏が代表を務めるWCPが掲げる企業像には、金融を社会の可能性を広げる手段として活用しようとする考え方が表れています。

WCPの公式サイトでも、投資を通じて生まれる新たな利便性や文化、豊かな生活への貢献について言及されています。この点は、WCPという会社の方向性を知るための重要な材料でしょう。

多様な専門家を集める組織づくり

代表者について知る場合、本人のプロフィールだけではなく、どのような組織をつくっているかを見る方法もあります。

WCPでは、金融機関だけに限定されない幅広いバックグラウンドを持つ人材が集まっています。

公式サイトには、役職員の出身企業としてCredit Suisse、Merrill Lynch、BNP Paribas、UBS、野村證券、JPモルガン銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のほか、マッキンゼー・アンド・カンパニーやアドバンテッジパートナーズなどが掲載されています。なお、この出身企業一覧は2020年7月時点の情報です。

銀行や証券だけでなく、投資やコンサルティングなどの経験を持つ人材が集まることで、一つの専門領域だけでは対応しにくい案件にも複数の視点を持ち込めます。

WantedlyでもWCPはプロフェッショナルが集まる組織として紹介され、個人の専門性を生かしながら部門を越えて協力する考え方が示されています。

代表者の考え方は、企業理念だけでなく、こうした人材構成や組織のつくり方にも表れるものです。

創業から広がってきたWCPの事業

2019年に設立されたWCPは、現在では一つの金融サービスだけを提供する企業ではなくなっています。

ウェルス・マネジメントから始まり、投資ファンド、経営アドバイザリーなどへ接点が広がり、WCPグループとして複数の事業を展開しています。

ここで注目したいのは、事業数の多さそのものではありません。それぞれのサービスが資産、資本、企業経営という共通するテーマの周辺に配置されていることです。

富裕層が保有する資産について考えることと、成長企業が必要とする資本について考えることは、別の金融サービスのようにも見えます。しかし資金をどこへ配分すれば新しい価値につながるのかという視点では共通しています。

この関係性を理解すると、古橋昌也氏が立ち上げたWCPがなぜ複数の金融領域へ事業を広げているのかも見えやすくなります。

古橋昌也氏から見る株式会社WCP

企業を知る方法には、売上や事業内容を見る方法だけでなく、創業者がどのような会社をつくろうとしているのかを見る方法があります。

古橋昌也氏が2019年に設立した株式会社WCPは、金融を通じて資産を持つ人と成長を目指す企業の双方に関わりながら、既存の枠組みに限定されないサービスを構築してきました。

その根底にあるのが、WCPが掲げる金融の新たな世界観への挑戦です。

設立からまだ長い歴史を持つ企業ではありません。その一方で、金融、投資、経営といった異なる専門領域を組み合わせることで、独自のポジションを形成しようとしていることが公開情報から読み取れます。

株式会社WCPを調べる際には、個別の金融サービスだけを見るのではなく、古橋昌也氏がどのような思想で会社を設立し、どの方向へ事業を広げようとしているのかまで確認すると、WCPという企業の輪郭がより明確になるでしょう。

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